漫画について語り、研究するブログ。
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自己投影とナンセンス。(晴臣)
の固まりみたいな本なんですけどね。(早くも結論)

折角なので私も一つ書いてみよう。
記念すべき一作目は、言わずもがな『Hana-Usagi』(小林賢太郎)であります。
これは世間知らず(らしい)で少々横柄なはなうさぎさんと、その友人(かどうかは甚だ怪しい)達の、どうでも良い感じの日常だか非日常だか判らない姿を毎回3頁でゆるゆると描いた作品です。
ストーリーは有ったり無かったりするし、有っても無いに等しかったりする。
かと思えば、ゆるゆるふわふわとした筆致で至極切ない事を何でも無い事の様に描いてのけたりする。
笑わせたいのしんみりさせたいの、どっちなの!と問い詰めたい。感受性が豊か過ぎると困る例が此処にあります。

はなうさぎは、自分の生まれた日を知らない。
彼が生まれた時の事を知ってくれている人も居ない。
シュールなナンセンスの合間にちらほら描かれるそんな姿がいじらしくて、小憎らしい顔が段々可愛く見えてくるから不思議。小林賢太郎は狡い。
最終話は、少し切なくて少し哀しい、賢太郎さんらしい救いが描かれています。
(捉え方によっては完全な救いだろうし、人によってはそうでないかも知れない)

単純にくすっと笑えるので好きな所から開いて、可愛いなぁと思うも良し。
作者自身や周囲の人が投影されているのだろうなと勘繰るも良し。
賢太郎さん抜きにしても個人的には好きな作品です。


因みに一巻はこんな感じ。(今は帯付きはそう無いかな…?)
good design companyによる、漫画とは思われないお洒落な造本も必見であります。
あたかもフランス語のペーパーバックのようである。脱帽。

鼻兎 (01) (アッパーズKCDX (13))鼻兎 (01) (アッパーズKCDX (13))
(2001/09)
小林 賢太郎

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「恋だ 恋です」 (のはらのはらの/柊)
 此処一ヶ月の間に、部長が読んだ漫画を覚えている限り羅列します。

「スラムダンク(1.2.7,21,23.24)」 井上雄彦
「紺野さんとあそぼう」 安田 弘之
「LA QUINTA CAMERA〜五番目の部屋〜」 オノ・ナツメ
「not simple」 オノナツメ
「ファミリーレストラン」 雁須磨子
「ピクニック」 雁須磨子
「のはらのはらの」 雁須磨子
「SWAYIN` IN THE AIR」 雁須磨子
「電波の男よ」 西炯子
「海街diary 真昼の月」 吉田秋生
「アオイホノオ」 島本 和彦
「青春ソバット」 黒娜 さかき
「くいもの処明楽」 ヤマシタ トモコ
ソラニン(全二巻) 浅野いにお
鶏肉倶楽部 中村明日美子


≪隔離されるべきは歴史漫画≫
「少年☆周波数<預言者の階段>」 佐久間智代
「ジパングに恋をした」 長浜幸子
「花の慶次(1)」 原哲夫
「<信長異聞>緋の風」 三浦浩子
「戦国ストレイズ(2)」 七海慎吾


 部長、結構頑張ってますね!
 誰か褒めませんか。まぁ卒論とか放りっぱなしなところが「流石!」という感じですけども(笑)
 この中で私的に特に面白かったのは、「紺野さんと遊ぼう」、「のはらのはらの」、「青春ソバット」、「ソラニン」でした。(もうアレですよね、スラダンは言うに及ばすですものね!)
 「紺野さんと遊ぼう」はマニア系なので、サブカル好きにお勧めです。
 「のはらのはらの」は、須磨子の技を見た。須磨子については後に別で語ります。
 「青春ソバット」はIKKI(青年誌)で連載しているBL風味の話です。可愛くとも厳ついのが良い。
 「ソラニン」は、高い精神性と透明度を感じる作品。読むと疲れるけど良い漫画だなと思う。


 そういえば入江さんの漫画についても語ってないのだけど、前載せた「群青学舎」のやつね。
 この漫画は私的にかなりお勧めです。友人から借りて板のにもかかわらず、結局自分で買ってしまうくらいにお気に入りになりました。
 一話読みきり〜三話読みきりくらいのショートストーリーの詰め合わせの漫画です。
 世界観も各漫画によってばらばらなのですが(現代日本・中世西洋・魔法の国等)、実際どこかまとまりがあるのが凄いなと思います。きちんと全部作者の色が出ているのが良いですね。
 起承転結の流れが美しくて、それぞれ一本の漫画の完成度が高いなぁと思いました。そして短い話の中で、人間の気持ちの係わり合いをしっかり書いているのが素晴らしい。大きな流れから些細な流れまで、話に応じてたくみに描写されています。
 あと、登場人物がみんな可愛くて格好よくて、でも癖があってという感じで大変好感が持てます。駄目なオッサンからかわいいおんなのこから、根暗な青年癒し系おっさんまで選り取り緑ですよ。
 とまぁ、読めば判りますよ!という感じなのですが。
 独特の世界観はありつつも、凄く読みやすいです。好きな漫画に差のある漫画部員全員に胸を張って貸せる漫画だなと思いました、部長は。
 今密かに部の中を巡っているので、良かったら読んでみてください。ストーリーテラーでありつつも、絵も綺麗なのがほんと素晴らしいです。
 そしてよかったら、一番好きなお話を教えてください。因みにしらたき派(透明感のある話がすきということ)の私は、「薄明」という確か二巻に入っている漫画が一番好きです。


 あ、あと勝手にプロフィ欄を増やしてみたよ!
 全部部長の独断と偏見でゴメンね(えへへ
 
入江亜季のマンガは面白い(柊)
 最近読んだ漫画を取り合えずリストアップしておきます。

 ・無限の住人(1〜4) 沙村広明
 ・ドロヘドロ(7〜11) 林田球
 ・群青学舎 (1〜3) 入江亜季
 ・コダマの谷 入江亜季
 ・熱帯のシトロン(全二巻) 松本次郎
 ・ウエンディ 松本次郎
 ・幾百星霜(1) 雁須磨子
 ・クマとインテリ bossa
 ・花のあすか組!(全十三巻)
 ・青い花(1) 志村貴子
 ・僕の小規模な生活  福満しげゆき
 ・長州ファイブ ユキムラ


 上のマンガたちに対する細かい話はまた今度。
 雑誌「広告批判」にマンガ新世紀特集がされているのですが、大変面白いです。
 オノナツメとかいにおとか、中村光とか明日美子などゼロ世代といわれる今の漫画界を新しく引っ張っていく作家の特集がされているので、興味がある人は立ち読みされると良いかと思います。

 因みに最近注目のマンガとしては「紺野さんと遊ぼう」が欲しくて堪らないです。
「諦めたら、そこで試合終了ですよ。」 (byスラムダンク)
 こんにちわ、お久し振りの部長です。
 ご無沙汰いたしてましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。私は最近寝たり本読んだり寝たり寝たりして過ごしています。いい加減にしないと目が解けるぜ!

 近頃少し漫画を読むのをサボっています。
 あまり「読みたい!」という作品が無くて・・・・いけないなぁ、研究不足です。最近買った漫画は「彼は花園で夢を見る」というよしながふみの少女漫画です。未だ持って無い一冊だったので買ってみました。
 ある西国の領主と、東国出身の音楽家とのお話です。人を好む、好きになると言うことについての悲しさと緩やかな優しさが描かれ居る一冊でした。パンチの効いたものでは有りませんが、良いお話です。


 あと、「LEON」という映画を見ました。
 ジャン・レノ主演で1994年に公開されたアメリカ映画です。有名な映画なので私も題名だけずっと知っていたのですが、こんな素敵な映画と知らなかったのでスルーをしていました。
 凄腕の掃除屋(殺し屋)と金髪の可愛い女の子のお話でした。
 家族を殺された女の子が、殺し屋の孤高のおっさんに「私に復讐の仕方を教えて。」って言いに行くんですよ。で、おっさんは初め凄く嫌がるのだけど、だんだん絆されていってしまって結局女の子を自分の弟子にする、という筋の物語。おっさんは可愛いし女の子は超可愛いしで、見ていて大忙しな映画でした。もう本当に女の子役が可愛くて、堪らない感じでした。正直子の女のこを観るだけでも価値がある映画だと思います。マジ可愛い!
 切ないお話なのですが、良い映画だったと思います。だんだん二人が仲良しに成って行く過程が素敵過ぎてドキドキしました。女の子が途中でおっさんのことを好き!と言うのだけど、おっさんは過去に辛い恋をしているので、相手に出来ないのですね。そういう純粋な愛というのもテーマになっていて、震えてしまいました。寧ろこれがメインテーマなのですけどね・・・・おっさんと女の子のコンビが好きな人は必見です。



彼は花園で夢を見る (Wings comics)彼は花園で夢を見る (Wings comics)
(1999/09)
よしなが ふみ

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距離にして皮膚一枚の果てしなき遠さ(とろ)
もう七月ですね。

アニメ、「夏目友人帳」が始まります☆

緑川先生おめでとうございます!!
テレビ大阪は12日からvv

オラが駅には長いこと3巻までしか置いていなかったのですが
無事、5巻まで平積みになりました。

そして5日は第6巻の発売日なのでございます。


わーい(小躍り)




と、以上宣伝(笑)
しかし今迄ひっそりとファンやってきたので有名になるとちょっと複雑な気分です。



今回「友人帳」がアニメ化して世に知られる事となったわけですが、
今までの緑川作品も素晴らしいと思います。
全体的に雰囲気が良いというか…。

全作品を通しての魅力は「切なさ」かな。

緑川作品の構図は『好きな男の子を、女の子が追いかける』ってのが多いんだけど、
相手は手ごわくて、秘密や絶対に踏み込ませてくれない領域を持っている。
近づくほどに気付くのは『100%分かり合う事はできない』ということ。
二人でいるのに一人のような淋しさ。
それでも、ぶつかったりすれ違ったりして少しずつ分かっていこうとする。
そこから生まれる「ささやかな希望」や「切なさ」が作品を輝かせる魅力だと思うのです。

「夏目友人帳」の場合はヒロインこそいませんが、
『妖(あやかし)と人間』 『完全には分かり合えないもの』など基本構図は変りません。
むしろ今迄根底に流れていたテーマを表面に持ってきたのが「夏目」かもしれん。
そして劇的なドラマでは無く、身近な事や日常の些細な出来事から
柔らかく物語りを進めていくのもまた、緑川作品共通の良さだと思うのです。



あぁ、もう一つ、緑川作品の良さを。
ヒロインが走る走る。メチャクチャたくましい。
ワタクシ、勇者を待つオヒメサマはあまり好きでは無いのです。
ヒロインというのはあくまで「女性の主人公(登場人物)」といった意味合いで使用しております。

まぁ、それは置いといて。
そうねぇ…、例えると、ヒロインが勇者。

緑川作品の男の子はちゃんと芯を持ちながら、繊細で優しい。
そして自分が巻き込むことによって他人を傷つけてしまうと思っている。
だからそれ以上踏み込まないように茨を張ってるんだけど
ヒロイン力強いからバリバリワシワシ掻き分けて追いかけてきちゃうのよ(笑)
もちろん、そこには葛藤や、努力があるんだけどね。
あんたが思うほど人は弱くないぞー、といった感じで。
これが嫌味なく実現されている。

「友人帳」にヒロインがいないと言ったけど、
5巻から登場の少女「タキ」にこのDNAは受け継がれています。




そうそう…アニメ化に際して一抹の不安。
ちょっとここいらで伏せます(いまさら)
重箱の隅つつくような愚痴なんで。
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